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 「月曜日に乾杯!」 オタール・イオセリアーニ

                                    2002年 仏・伊映画

「今度イオセリアーニ映画祭があるんですよ!心躍るようです!」と、言ったのは、映画マニアのT大Sくん。「昔観たことあるけど・・・素朴だったよぉ~~。」と、言ったのはやはり映画マニアのゆいさん。
今年の6月だっけかな?渋谷で、旧ソ連グルジア出身のイオセリアーニの映画祭がありました。Sくんが言うなら、私も“心踊りたいわ”と、行くつもりでいました。が、行けませんでした。映画祭のスケジュールに自分のスケジュールを合わせるという行為が辛いんですもの。しかも、渋谷なんぞに行かなければいけないのが、またまた辛いわ!!

でもね。WOWOWで放映されることとなり、遅ればせながら引き込もりの日曜日にビデオ鑑賞いたしました。

b0007421_1146447.jpg工場に勤めているフランスの田舎に住む40代くらいの温厚そうなおじさんが、平凡な生活に嫌気がさして、家出というか、ヴェニスなぞに旅に出て・・・しばらく放浪したら、何事もなかったかのように、家に戻ってるというお話です。

ゆいさんのいったとおりです。「素朴でした!」
ジャック・タチの感じにも似てるかな~とも思うのですが、タチの世界って、正真正銘のフランス人ですから、人生を楽しんでいるし、もっとおかしみがあると思うの。「人生って悪くないな」と思わせてくれると思うのよ。

イオセリアーニは、79年以降はフランスで活動していたとはいえ、根がグルジア人でしょ?(グルジアについて詳しいわけではありませんが、ソ連というかロシアというか、土っぽいようなイメージです)味のある登場人物やエピソードもあるのですが、素朴なのよね~。洗練されてないのよね。

たいした台詞もなく、淡々と物語が続いていきます。私は、とても孤独を感じました。
彼の家庭も・・どこでもそうなのかもしれないけど、奥さんや子供との関係が希薄。
けんかさえしない。友人に会っても、会っている時間は楽しくても、お別れしたら、
また彼の孤独の時間の中に逆戻り・・。
そういうよくある平凡なちょっと孤独な生活を描きたかったのかな?
残念ながら心は躍らなかったよ。
フランスじゃなくて、ロシアの片田舎のおじさんの話と思ってみた方がいいわね。
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by harumisan | 2004-12-14 14:41 | 映画・book・art

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