木造の美しい宿だけでなく温泉も素晴らしいのだ!
個性のあるお湯らしいんです。噂によればアブラ臭のするガツンとくるお湯らしい。
ほら、ほらね。そこの温泉マニアな方は、「アブラ臭」と聞いただけで反応しませんか?!
私たちもとっても楽しみにしていたんですよ。
お風呂は別棟にあります。
お部屋のある本館から、渡り廊下を通って、新館に行き、またまた階段を下って
本館と新館の間の時期に作ったらしい、建物にたどりつきます。
ちょっと遠い・・・。でも、だんだんそれらしき香りと湿気が感じられてきてわくわく感が
高まるのです。
宿のHPから抜粋しますと・・・。
<泉質> ナトリウム・カルシウム塩化物泉
<泉温> 84度
「松之山温泉の秘密」
当館の温泉「鏡の湯」や松之山温泉街の源泉「鷹の湯」は、
近辺に火山の無い山間地にあるにもかかわらず、塩分濃度、泉温が共に高い温泉です。
その理由は推定1,200万年前の古代の海水が地殻変動により、地中へ閉じ込められ、
更に深い地中にあるマグマによって温められ、一気に噴出しているためと考えられています。
このような温泉を「ジオプレッシャー型温泉」と呼びますが、日本では珍しいタイプの温泉です。
「鏡の湯」は太古の海水と、地球から私たちへ届けられた贈り物とも言えるかもしれません。
閉じこめられたお湯なので、いつかは枯渇してしまうそうです。
そのせいか、湯量もそんなに多くないので、大浴場は循環させています。
ひとつある家族湯のみが”源泉掛け流し”になっています。
無料で空いていたら入ることができます。(良心的)
もちろん、私たちは家族湯狙いですよ。隙あれば入りました。(と言っても2回)
こんなに小さな浴槽なんですけどね。
きゃっ!この薄緑色のお湯は、まさに私の好みです♪
温泉分析書には「薄黄色」って書いてます。浴槽のタイルのせいでそう見えるのかもしれません。
大浴場よりさらに強いアブラ臭(重油みたいな匂いってことです)たまりません!
黒い湯ノ花がちらほら舞っていました。(どうしてもうまく撮影できなかった・・)
源泉温度が高いので熱いはずですが、前の入浴者が大量加水したのか、さほど熱さは感じませんでした。
きしきし&すべすべ感のある感触です。お湯をちょっと舐めてみると、かなりしょっぱくてかなり苦い!!
いやはや特徴がありすぎます。
大浴場の循環の湯でも十分個性は残っていましたけど、なるべく源泉を感じたいですよね。
お風呂の外に休憩処があって麦茶が飲めたりするのですが、
(なぜか暖かいお茶。ま、その方が体にはいい) お茶飲んでましたら、
爆発的にぶは~~っと、汗が吹き出ました!!
そうそう、そこで老夫婦とお話ししました。
川崎に住んでらっしゃるのですが、新潟出身だそうです。
この宿のリピーターで、”なんていってもご飯が美味しいんですよ”と、幸せそうです。
この宿のリピートのお客さんには絶対悪い人はいない!なんて思っちゃいました。
間違いないわね。