セドナの旅 その6 カチナダンス
その日は夜明けから「カチナダンス」が実施されるそうです。
「じゃ~夜明け前に出発しなくてはいけない??」と、美保子さんに聞いたら、
「夜明けから、1日中やっているのでそんなに早くなくてもいいのよ。適当な時間に」
なるほど。
それでも早めに起きて、朝ごはんを1階で食べます。
レストランはないけれど、朝食は用意されるのです。
パンやソーセージ、卵、ジュース、コーヒー、果物はバナナと一通り準備されています。
私は、ハッシュポテトと(マックにありそうな)イギリス風トースト?に専念しておりました。
小さなマフィンはお菓子みたい。残念な味。昨晩残ったフルーツも持ち込んで食べました。
お皿やカップは使い捨てのものです。 ファーストフード店で食べているような簡素な感じ。
ないよりましかな?
いよいよカチナダンス見学にホピの村に向かいます。
ダンスや村の中はカメラ禁止です。
昨日写真を撮らなかったので、今日は車から撮りましたよ。
こういう荒涼とした風景が続きます。朝の天気は曇り気味。
とにかく空が広い、大地が広い~!
40分くらい走ったころ、hotevilla という村に到着します。
(ここからしばらく写真なしね)
幹線道路から、村に向かって下って行きます。
適当なところに車を止めたら、 ・・・腰に白い布を巻いた踊り手さんを見かけました!!
村の広場でダンスは行われますが、
家々から椅子を持ち出して、並べられています。周りの建物の屋上に昇って見物することもできます。
まだ午前中なのでそんなに人は多くないです。(午後はかなりの人出でした!)
カチナダンスは男性の踊りで、カチナ(=神様)の扮装で、輪になり歌を歌いながら行います。顔は羽飾りで隠されているせいかミステリアス。
足を上げる程度で激しくない踊りです。歌も低音で後々までも耳に残ります。
とても地味なんですが、妙に魅力的なんですね。
神様といってもホピの場合唯一の神ではなく、あらゆるものに神は宿るという考え方なので
精霊に近いのかな?日本の「八百万の神様」というのと似ていますね。
腰に巻いた白い布は男性が機を織るのです。(ホピは女系社会)
好きな人ができると、白い布を織ってプレゼントして求婚するというのが風習。ロマンチックね。
もちろん女性側で断ることもあるそうですが。
ひとつの踊りのクールは20分くらいでしょうか?
終わると、他の人とは交わらず踊り手の休憩所?に向かいます。
延々24時間休みながら踊り続けるわけです。トランス状態でしょうね。
まさに神に近づいてしまいそうです。
3クールくらい見学した後、
村の長老の家に出向きます。正確にいうとご高齢なので日ごろお世話になっている親戚の家です。
・・・ところが長老は不在です。
こちらで、お昼ご飯をごちそうになりました。
お祭り用としてたくさんのお料理が用意されています。
お豆の煮たもの、とうもろこし、マカロニグラタンなど、薄味で素朴なお味でした。
私たちの後には他の白人のお客さんがいらっしゃって、すぐに席を譲りました。
長老探しはあきらめて、食後再び車に乗って「予言の岩」を見に行きました。
道路沿いの小高い丘の上にあります。
この時間になるといい天気になってきました。すばらしい眺めです!
太古の昔?に記された「予言」を見ることができます。
どんな予言かは諸説あるようですが・・・みなさんはどう読みますか?
ん??宇宙船?
再び村に戻り、・・ようやくもともとの長老のお宅でお会いすることができました。
長老のお宅には世界のあちらことらから訪問客が絶えなく、いろんな情報が集まってくるそうです。
印象に残った話は・・・
アリゾナとユタとコロラドとニューメキシコの4州の州境がぶつかる場所は「フォーコナーズ」と呼ばれています。ここに政府が地下トンネルを掘っているそうです。
世界のあちこちにつながっていて、・・たとえばチベット・・とかにも!
「なぜ」掘られているのか謎なのです。
最近、星のまたたきがすごくないかい?これは星が地球に警告を出しているんだよ。
そういえば!! 東京都心で相当星が見えないうちのベランダでそう思いました。
「またたき過ぎ!!」って!