米沢の山奥の新高湯温泉
今回宿泊する場所は、米沢駅からバスで40分くらいの山奥の温泉
「新高湯温泉:吾妻屋旅館」です。ここには宿は1軒しかありません。(萌えますね♪)
私の感覚だと、山奥の温泉というと、山道をぐるぐる酔いながらも山を登っていく
というイメージなのですが、ちょっと違う。米沢は米所でもありまして盆地です。
周りを山で囲まれていて、その山をちょっとだけ登ってトンネルをくぐって
山懐に入っていくという感じです。 山に登ったっていう感じはあまりしません。
それからゆるやかに山道に入っていって、
途中「白布温泉」という藁葺き屋根の旅館なんかがある鄙びた温泉郷があり、
(数年前の火事で藁葺き屋根が随分消失したそうです。残念ですね)
そのもっと上に、「天元台高原」や百名山でもある「西吾妻山」登山口につながるロープウェイがあります。
そこから宿は1キロなのですけど、勾配は急峻です。
山登り好きの人しか徒歩はお勧めしません。
ロープウェイ乗り場がバスの終点なので、宿の方が送迎に来てくださいます。
車だって登るのが大変ですよ。
よくこんな場所に宿を作ったなって感じです。
崖にへばりつくように建ってます。
この辺で温泉が湧いたので、むりむり近くに宿を作ったらしいです。
温泉好きには素晴らしい立地といえますね。
そうこうして宿のある付近は標高1000㍍くらいになっちゃうんですね。
近年建て直しをしたらしくて、とても綺麗で清潔感のある宿です。
でも、「旅館」というより、「山小屋」「山荘」と言った方がふさわしいたたずまいですね
宿の従業員のほとんども男性で、(仲居さんといった人はいません)
設備も最小限度。でもかゆいところに手が届く感じの最小限度なんです。
過剰なサービスなんて必要ないよね。
いい温泉と清潔な寝床と、おいしい山のご飯があればいいんだもん。
内湯にシャワー設備が完備していないので髪が洗いにくいから、
お部屋の外の洗面室に(音が漏れないようにちゃんと扉があります)
洗髪用のシャワーが付いてるところがさすがだなーと思う。
個人的にはシャワー無くても髪は楽々洗っちゃうけどねー。
質素な山荘のお部屋はこんな感じです。
敷き布団の山はお部屋の片隅に置かれたまんま。
セルフサービスで、敷きたい時に自分で敷きます。
6畳のお部屋は2人でいっぱいです。一応テレビもありますよ。
窓はテラス窓では無いけれど、山並みのいい眺め。
3階で、宿の中ではいい眺めの部屋だと思います。2階だと目の前に建物があるし、
すべてがいい眺めだったらいいのにね。
お部屋の窓からの移り変わり。山の天気は変わりやすいのです。
2日目の朝の風景です。・・そうなんですよ。天気悪しです。前日は快晴だったのに。
残念だけど霧の風景も悪くないかなー。
どんどん霧が迫ってきます!
あぁ・・霧の中に・・。