池之端の静かなレストラン
というより、お気に入りのレストランが復活しました!と言うべきかもしれませんね。
去年ソフィテル東京ホテルのレストランが気に入って続けて通ったのですが、
ホテル自体がなくなってしまいました。・・・とっても残念に思っていました。
その時の記事 2006年10月その1・その2 2006年11月
そのすぐ裏側に、副料理長とサービスの方で小さなレストランがオープンしていたのです。
近くにオープンというのはいいアイデアかもしれませんね。
ちょっと前にその情報を得ていたのですが、
先週急に友人に会うことになり、予約をするチャンスがやってきました。
その友人はソフィテルにも通った友人でしたし。
レストランの名前は「Caudalie」 コーダリー
16席しかない上品で小さなお店です。
4950円のプリフィックスコースを注文しました。
まず、アミューズがやって来ます。
左から「カリフラワーのムース」とってもクリーミーでほんのりカリフラワーの香りがします。
「豚肉と冬瓜のコンソメ煮」どこか日本海側産の豚肉だったと思いますが失念。
「マグロの頭頂のお肉とクスクス」
ワインなのですが、前日がボジョレヌーボーの解禁日でした。
かといってちゃんとしたレストランでは飲みたくはなかったのですが、
お酒に弱いこともあってヌーボーなんかで酔いたくもない・・・。
そんなことを伝えたのですが「じゃあお二人でちょっとだけ飲みませんか?」と言われ
ついつい乗せられ飲んじゃいました(笑)
BIOのヌーボーでした。(BIOのワインを多く置いているらしいです)
山梨辺りで飲める新酒のように素朴で美味しかった。悪くないです。
前菜は「フォアグラのマンゴーチャツネ添え」
フォアグラが予想と違って「ペースト」状でした。これだけを口に含むのは辛いです。
実は先日の健康診断で、もともとコレステ値が高いのですが今回最高記録を更新しました!
楽観していた私もこれはまずいだろうと思っているのですが・・
今日のこのチョイスはまずかったですね・・・。でもおいしければいいのだ!!(開き直り)
明日から気をつけよう。
お店のサービス兼ソムリエの男性からいっしょに「ソーテルヌ」を飲むことを勧められました。
ソーテルヌ大好きです!でも食中に飲むのも初めてだけど・・・
これが最高に良かった!!
パンにフォアグラをのっけて、マンゴーのチャツネや甘酸っぱいソースをかけて
(お好みで塩や胡椒も添えられてますが、私は甘い方がいいな)
頬ばります。頬ばるごとに新鮮に「おいしーー!!」と叫んでしまうほど。
それからその後甘いソーテルヌを口にすると、さらにうっとりと「陶酔感」が・・・あぁ・・。
コレステロールがなんだっていうのさ!!という気分になってしまうのでした。
銘柄は忘れましたがこのソーテルヌが甘いだけではなく絶品でした。
隣に座っていた女性が食後のチーズタイムの時に同じ物を飲んでらっしゃいましたが
「今までで一番美味しいソーテルヌだわ」と言ってましたね。
フォアグラとソーテルヌで思い出すのはフランスのクリスマスです。
以前フランス滞在した時に居候先の友人の実家に出かけました。
こういうペースト状のフォアグラとソーテルヌは定番なのです。
スーパーにもたくさん売っています。
24日のイヴにテーブルに登場すると珍しくて食べちゃうのですが、
25日にまた再登場するときは、さすがに食傷しちゃいますねぇ・・・。
日本だとソーテルヌは高いイメージですが、フランスでは安いもの(単に甘めのワインだったっけ?)もたくさん売られてます。そういうのは単に甘い白ワインっていう感じでさほど感動も
ありません。
長くなりましたが、この前菜は、・・前菜というより食事以前といか以後というか
ワインのおつまみという趣でしたね。いきなりハイな気分になっちゃいました。
そうして、メインです。
うずらのディアブル風焼き
ディアブル=デビル だと思うのですが、マスタード焼きですね。
こんがりといい香りが漂ってきて食欲をそそります。
うずらって好きなのです。
この頃はやはりグラスで「ほんのちょっとだけ」という銘柄おまかせオーダーで
ラングドックの赤ワインを飲みました。これがすーっとした味でうずらに良く合うんだな。
デザートです。
左から「洋梨のシロップ漬けアニス風味」「チョコレートのソルベ」「クレームブリュレ」
チョコレートのソルベが気に入っちゃいました。チョコ味というのは苦手なのですが、
アイスクリームではなくソルベなので、さっぱりしていてオトナの味なの。
食後の飲み物はハーブティ。
それに伴ってプチフールが運ばれます。最近このサービスって多いですよね。
もうお腹いっぱいだったのですが、頑張って完食!
一番左の、チョコのきなこまぶしが珍しかった。チョコときなこって合うのね。
といわけで素敵で静かな金曜日の夜が過ごせました。
お値段には消費税・サービス料共に含まれているという嬉しさ。
お料理が特別個性的だったりはしないのですが優しく繊細なお味、
そんなにボリュームがありすぎないところがいいな。
ソムリエの方の計らいで、量は飲めないけど、いろいろ楽しんでみたいという欲張りな
気持ちを満足させてくれることが素晴らしいです。値段は提示されないのですが、
結果非常にリーズナブルでした。杓子定規でないサービス。
結局ソフィテル同様暖かいホスピタリティが感じられて、幸福感いっぱいになりました。
お客さんの年齢が高くて(特に男性)平均年令は40才以上だと思うのです。
それが落ち着きになって、居心地良く感じられたのではと思います。
静かな立地も好みです。
きっとまた訪れるでしょう♪ごちそうさまでした。